大きな耳がチャームポイントのチンチラ。
うさぎのようにピンと耳を立てている様子が何とも愛らしいですよね♪
しかしチンチラの耳は可愛いだけでなく、病気の症状や暑い・寒いと言ったサインが表れやすい部分でもあります。
この記事ではチンチラの耳に表れる体調不良のサインや、耳がぺたんと垂れる意味などを解説しました。
また、ときどき見かける“耳に黒い斑点模様があるチンチラさん”についてもお話していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね^^
チンチラの耳でわかる病気
耳は、チンチラにとって健康のバロメーター。
何かいつもと違うところがあったら、体調不良のサインかもしれません。
ここでは、チンチラの耳がおかしいときに疑われる3つの病気について解説します。
耳にかさぶた、カビ、フケなどがある
チンチラの耳に、かさぶたやカビ、フケが見られる場合は皮膚糸状菌症の可能性などが考えられます。
皮膚糸状菌というカビが皮膚に感染するもので、耳だけでなく、鼻や口まわりにも症状が出てくるのが特徴です。
ほかには、緑膿菌に感染している可能性も。
緑膿菌は日常生活にも存在する菌で、健康なチンチラからも見つかります。
感染の初期症状では結膜炎になることが多く、そのあと中耳炎などを引き起こす可能性が高いでしょう。
耳と頭が頻繁に傾いている
いわゆる斜頸と言われるもので、同じ方向にぐるぐる回ったり、上手く起き上がれなかったりします。
原因としては脳から来ている場合と、耳などから来ている場合があり、ウイルス感染や脳に虫が寄生している、中耳炎など様々に考えられるでしょう。
チンチラの耳に異常を発見したら、様子見せずに獣医さんに相談することが大切です。
同時に、日頃からチンチラの健康チェックをおこない早期発見に努めましょう。
参考記事:
耳が赤っぽく触ると温かい
チンチラは、暑いと耳の血管が拡張して赤く見えることがあります。
触ってみて、いつもより温かく柔らかい場合はお部屋の温度が高すぎるかもしれません。
何℃になっているか確認し、冷房をしっかり効かせてあげましょう。
チンチラは暑さに弱い生き物なので、普段から温度管理を徹底してくださいね^^
参考記事:
チンチラの耳がぺたんとする意味
チンチラの耳が、たまにぺたんと垂れているとき。
元気がないのか、何かの感情を表しているのか気になりますよね。
これには主に3つのパターンがあります。
動いているときに片方の耳がぺたんとしている
片方の耳が垂れてぺたんと閉じている場合は、寒さを感じているかもしれません。
というのも、野生のチンチラは片耳で体温調節をし、もう片方で周りの音を聞いているのだそうです。
こんな様子を見かけたときは、少し部屋の温度を上げてみましょう。
寝起きに耳がぺたんとしている
耳を垂らして眠そうな顔をしていたら、寝起きで体に力が入らないのかも。
目が覚めてくればピンと立ってくるので心配しなくて良さそうですね。
耳だけではなく、そのほかの様子も一緒に見て総合的に判断してくださいね^^
頭頂部を撫でたときにぺたんとする
これは、チンチラの代表的な可愛い仕草の一つ。
なぜか頭を撫でると耳がぺたんと寝てしまうのです。笑
SNSなどで多く投稿されているので、気になる方はチェックしてみても良いかもしれません。
ちなみに我が家のチーズくんもやりますが、写真がありませんでした(>_<)
参考記事:
チンチラの耳のシミは遺伝によるもの
チンチラの耳に出てくる、黒っぽいブチ模様や点々。
うちのチーズくんにも出ていますが、ただのシミやホクロのようなもので健康上の問題はありません。
模様が出てくるかどうかは遺伝性が大きく、年齢を重ねるうちに増えていくことも。
また、シミが出るのはシナモンカラーの子が多いと言われていますが、実際は黒系のカラーの子に出ても見えづらいだけという説もありますよ^^
チンチラの耳を観察して病気や気持ちを知ろう!
今回は、チンチラの耳から読み取れる“体調不良のサイン”についてお話しました。
どの病気にも言えますが、緑膿菌などは進行すると神経症状が出てくることもあるので様子見は危険です。
「おかしいかも」と思ったらすぐに病院へ行きましょう。
暑いときや寒いときも耳に表れやすいので、日頃からチンチラを観察して適切な温度管理に役立ててくださいね^^